開発秘話
『CoRoCo』プロジェクトから見る新事業立ち上げのノウハウkeyboard_arrow_right新事業立ち上げのノウハウ TOP
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商品企画

商品企画書の作成

商品コンセプト・デザインコンセプトの決定

事業計画の承認が得られたら、具体的な商品企画の構想にうつります。ブランド名などは決まったものの、CoRoCo本体のカタチは何もないところからのスタートです。まずはデザイン制作パートナーの㈱日南様に商品コンセプトデザインコンセプトを過不足なくはっきりと伝えることが大事になります。「商品コンセプト」は、その商品が誰にどのような良い効果を与えられるかを、そして「デザインコンセプト」は、これからつくるモノを明確に表現するものである必要があります。それらをまとめて『商品企画書』に落とし込みました。

商品コンセプトは事業理念の「人とロボットが“共に生きる日常”を実現し、人・地域社会と共に“真の豊かさ”を追求する」に基づき、「“モノを運ぶ”を少しだけ支援し、日常をより心地よく、より速く、より楽しくする」に定めることに。
一方デザインコンセプトは、より具体的なイメージを膨らませるために、グループ会社の工場にCoRoCoの原理試作を持ち込みました。

「本体の色は周囲から浮きすぎないほうがいいですね」
「見た目にも優しい感じがいい」
「安全のために目立った方がいいね」
実際に工場内で動かしてみると臨場感が生まれ、見逃しがちな気付きも得られやすいのです。この原理試作を違う工場にも持ち込み、複数の方に使ってもらって感想や評価、アイデアをいただきました。

グループ会社の長岡工場でトライアル

商品世界観の共有

現場で得たイメージや社員の意見を参考にしながら、デザインコンセプトは「可愛くスマートで安心感ある日本犬」に決定。製造工場に置いてもなじみ、愛着をもたれる商品を目指すことにしました。これら双方のコンセプトを盛り込んで『商品企画書』の作成に着手します。しかし、自分たちの頭の中で考えているデザインイメージを、具現化して企画書に落とし込むのは想像以上に難しいものでした。行った手順としては、

  1. 確定したデザインコンセプトからイメージできる単語を洗い出す
  2. その単語を組み合わせインターネットで検索
  3. ヒットした画像を閲覧し、頭の中でイメージを整理する
  4. デザイナーに伝わりやすいと思った画像を「CoRoCoに含めたい要素」ごとに分類

企業のホームページや雑誌なども参考にし、最終的にデザインイメージを4つの写真で表現。デザイナーがこれを見てCoRoCoの世界観を理解し、いかにデザインで表現しやすくなるかに注力しました。

今回のまとめ

活動内容 INPUT OUTPUT
商品企画の構想
  • 事業計画書
  • 事業理念
  • ブランド名
  • プロトタイプでの試運転評価
  • 商品コンセプト
  • デザインコンセプト
商品開発企画書の作成
  • 商品コンセプト
  • デザインコンセプト
  • デザインの参考資料(雑誌、Webサイト上のフリー素材、企業HP等)
  • 商品企画書
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